wine&interior CLASSICO(クラシコ)

那覇市泉崎にてワインの小売・卸、インテリアコーディネートからセミナーなどをご提案していますwine&interior CLASSICOです。 ギフト、差し入れ、記念品など贈答品もご相談ください。

必見!ヴィンテージワインの楽しみ方・楽しむコツ・注意点

みなさん、こんにちは

クラシコのブログをリニューアルするにあたって

これまで、詳しくお伝えしていなかった

ヴィンテージワインの案内を積極的に行っていきたいと考えております。

今回は、ヴィンテージワインの楽しみ方・楽しむコツ・注意点について

お伝えしたいと思います。

必見!ヴィンテージワインの楽しみ方・楽しむコツ・注意点



<コルクにカビが生えていることがあります。>

ワインの理想保管条件は温度が15℃前後、湿度が75%前後あることと
言われています。ある意味この条件はカビが発生しやすい状態と言えます。
ワインセラーで長期間保管していると、キャップシールの中、コルクの上部に
カビがつくことがあります。もしコルクにカビがついていた場合は布などで
拭き取っていただければ問題はありません。


<長い時間が経ったワインはラベルやボトルに汚れがある場合もあります。>

長期間理想的な状態で保管されていたワインの多くは、高い湿度によって
ラベルにシワやシミができます。
ワイナリーによっては、蔵出し直前にラベルを張り付ける場合があり、
オールド・ヴィンテージのワインでも綺麗なラベルのワインもあります。
シワ・シミがあっても、保管状態が良ければ中身をご心配される必要はありません。


<熟成によって、ワインの液面が下がっている場合もあります。>

オールド・ヴィンテージのワインは、ワインの量が目減する不思議な
現象が起きることがます。
これはコルク栓で閉めたワインボトルは完全密閉ではなく、非常に僅かな
空気が、コルクを通してワインと触れ合っていることが要因です。
ワインが少しずつ空気に触れることで、ゆっくりと熟成していきます。
このような熟成中の変化を指して、ワインは呼吸していると言われています。


<お飲みになる最低一週間にはボトルを立てて保存:特に赤ワイン>

ワインは熟成の過程で、長い時間をかけて不溶性の沈殿物が発生します。
これが澱(オリ)と呼ばれるものです。
澱は元々ワインに溶け込んでいた自然の成分が固形化したものなので
お飲みになっても大丈夫です。
しかし、口当たりが悪く、強い渋味や苦みを感じるため、お飲みになることはおすすめ致しましません。
配送や持ち運びによってボトルが振動すると、澱が舞ってボトル全体に浮遊しまいます。
そこでオールド・ヴィンテージのワインを飲む前は、ボトルを立てて澱を瓶底に沈め
ワインをクリアな状態にすることをおすすめ致します。
目安としては、一週間以上ほど立てて保管することをおすすめします。


<コルクも熟成により柔らかくなっています。ゆっくり、優しく、丁寧に抜きましょう>

熟成を重ねると、コルクが柔らかく、壊れやすくなります。
そのため若いワインのようにコルクを勢いよく抜くのではなく
ゆっくりと丁寧に引き上げるように抜栓します。
もしコルクが折れてボトルの中に落ちた、もしくは、コルクの中心部に穴があいた
ような状況(トンネルのような)になった場合は、網がついたジョウゴなどで
濾しながらデキャンタに移して飲む方法がベストです。


<適したグラスと注ぎ方>

オールド・ヴィンテージのワインを飲む時のグラス選びについてですが
とても古いワインは、非常にデリケートな状態になっていることが多く
ワインが空気に接触するこが多くなれば、香りや味わいが変化しすぎて
熟成による良い状態を楽しめないことがあります。
そのための対策としては、あまり大きすぎない、中ぶりのグラスを使用
した方が良いでしょう、注ぎ方も、優しく、ゆっくりと注ぐことをおすすめ致します。


<デキャンタに移した方がいいのか?>

デキャンタに移すか?移さないか?大切なワインなので、とても悩むところですね。
ワインの味わい方や、味わいの好みは、皆様違うので、判断は難しいところですが
飲み頃を迎えている、あるいは、飲み頃は越えているかもしれないという予測できる
ワインはデキャンタに移すことを、あまりお勧め致しません。
なぜならば、上記と同じ内容なのですが、ワインが熟成によりデリケートになっている
ためです。逆に、古いワインではあるけれど、飲み頃は、まだ先にある場合は、ワイン
と空気が触れることで、香りや味わいも良くなるので、移すことをお勧め致します。




wine&interior CLASSICO  シニアソムリエ 前森 裕人

Tel 098-854-7511

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